コンセプト

Concept

限られた敷地で、豊かに暮らす

都市で家を建てることは、制約と向き合うことから始まります。狭い間口、迫る隣家、道路からの視線、高さの制限。私たちはそれらを障害ではなく、設計の与条件として受け止めます。制約が明確であるほど、解くべき問いも明確になる。都市の家設計室の設計は、その考えの上に立っています。

角地の与条件を読み、二方向から光をとる。制約は設計の出発点です。

木質の縦格子ルーバーで覆われた外壁と、コンクリートの塀・門柱を構えた都市型住宅の外観
木格子と塀で、通りとの距離を設計する。都市の敷地に静かに構える住まいです。
01

光を、設計する

都市の敷地で光は、待っていても入ってきません。ハイサイドライト、吹抜け、中庭。敷地ごとに光の経路を描き、一日を通して明るさの安定した住まいを計画します。

02

距離を、設計する

隣家や通りとの物理的な距離は変えられなくても、体感する距離は設計で変えられます。開口の位置、建物の構え、床の高さで外との関係を調整し、都市の中に守られた静けさをつくります。

03

面積でなく、体積で考える

平面の広さが限られるなら、断面に可能性を探します。天井の高低、床のずれ、視線の抜け。縦方向の設計が、坪数では測れない広がりを生みます。

コンクリートの塀と木製の扉で構成された、ビルトインガレージのあるミニマルな平屋型住宅の外観
塀と扉の構えだけで、通りとの体感距離をつくる。開口を絞った構成の一例です。

限られた敷地に、光と緑の抜けをつくる坪庭。内と外がひとつづきになります。

敷地を読むことから始める

私たちの設計は、間取りの検討ではなく敷地の観察から始まります。太陽がどう動き、隣家の窓がどこにあり、風がどこから抜けるのか。図面に現れないその敷地固有の条件を読み取ることが、設計の半分を決めると考えています。

広さは、面積だけでは決まらない

同じ延床でも、視線が遠くまで抜ける家と、壁に遮られる家では体感がまったく異なります。私たちは壁を減らし、床の高さと開口の位置で場を分けることで、数字に現れない広がりを設計します。小さく建てて、広く暮らす。それが都市の戸建ての設計だと考えています。

木の格子戸と縦格子の手すりをもつ都市型住宅の玄関まわり外観
木の縦格子が、視線を遮りながら光と風を通す。距離の設計を、素材でかたちにした一例です。

壁でなく、開口と床の高さで場を分ける。視線が抜けると、数字以上の広がりが生まれます。

狭小地・変形地、構造の選び方

同じ敷地面積でも、縦方向の使い方によって暮らしやすさは大きく変わります。代表的な3つの構成の考え方です。

3階建て延床を最大化しやすい構成です。1階を駐車場や玄関まわりに、2〜3階を居室にあてる計画が一般的です。階段の上り下りが増える点と、上階の耐風・耐震バランスを踏まえた設計が必要です。
半地下・地下室建ぺい率・容積率の緩和を受けられる場合があり、趣味室や納戸として床面積を確保しやすい構成です。採光・換気・防水の計画が設計の要になります。
スキップフロア床の高さを半層ずつずらし、視線と光を縦につなげる構成です。壁で仕切らずに空間を分けられる一方、階ごとの温度差を考えた断熱・空調計画が必要です。

建築費が変わる主な要因

狭小地・変形地の建築費は、敷地条件や仕様によって変動します。目安として押さえておきたい要因です。

敷地の形状・接道間口が狭い、旗竿地、高低差があるなどの条件は、仮設計画や重機の使用に影響し、費用の変動要因になります。
階数・構造3階建てや地下を含む計画は構造計算・基礎の仕様が大きくなりやすく、平屋・2階建てに比べて坪単価が上がる傾向があります。
開口部・素材の仕様大開口のサッシや外壁の意匠性を高める仕様は、断熱性能とあわせて費用に反映されます。
設備・造作の作り込み造作家具やこだわりの設備を増やすほど費用は変動します。優先順位を整理しながら計画するのが実務上のコツです。

具体的な金額は敷地条件やご要望により異なります。まずは内訳のわかる概算のお見積りでご確認ください(デモ)。

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